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名称 小西の千本杉 (こにしのせんぼんすぎ)
名称の典拠 県道からの入口にあった案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岐阜県山県市大桑(おおが)(注3)
〃 3次メッシュコード 5336−26−50
〃 緯度・経度 北緯35度33分07.7秒
東経136度44分54.4秒
山県市指定天然記念物
撮影年月日 2018年11月24日
注1)山県市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)2003年4月1日、山県郡内の2町1村が合併して山県市誕生。旧行政区は山県郡高富町
伊自良川(いじらがわ)の支流鳥羽川(とばがわ)左岸を走る県道174号(伊自良高富線)沿いに、雉洞(きじぼら)の集落がある。(高富ゴルフ倶楽部の南西)
谷奥に向かって県道を進んで行くと、集落の北西端にスペクトという名前の会社があり、県道から会社の外縁に沿って山中に向かう未舗装道路がある。これが左図の千本杉に至る道だ。(上記案内板はこの道の入口にある)
案内板に「百五十米程」とあったので徒歩で進んだが、なかなか千本杉は現れない。(それもそのはず、帰宅後、地図上で距離を測ったら、実際は約600mあった)
150mは間違いなく過ぎたと思ったが、途中、見落としそうな場所はなかった。道の入口に案内板があるくらいなら、このさき、何も表示がないことはあるまいと、そのままどんどん奥に向かった。車が通れるだけの道幅があって、徒歩で行くには十分に広い道だ。帰り道を失う心配も無い。
10分近く歩いただろうか。やがて前方に千本杉の姿が見えてきた。
今まで見た千本杉たちと比べると、枝数が少ないことに物足りなさを感じるが、確かにほかのスギとは異なる姿だ。
入口の案内板によれば、枝がみな上に向かい、四方に広がらないのは京都の北山杉と似ているとのこと。「ひょっとすると、昔だれかが京都に旅した折に北山杉を買い求めてきたのかも知れません」ともあった。
現在の所有者の祖先が、この姿をよしとして、植樹されたのだろうか。 |
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