|
|
|
名称 金剛院の千年ガヤ
(こんごういんのせんねんがや)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 カヤ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 伝承1000年以上(注3)
所在地の地名 京都府舞鶴市鹿原(かはら)
〃 3次メッシュコード 5335−13−66
〃 緯度・経度 北緯35度28分34.1秒
東経135度26分50.7秒
舞鶴市指定天然記念物(1977年2月17日指定)
撮影年月日 2012年5月11日
注1)京都府が設置した説明プレートに「千年ガヤ」とあったので、その名を借用。天然記念物指定名称は単に「カヤ(榧)」
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記の説明プレートによる
鹿原山金剛院は、国道27号沿いの鹿原集落から南東に向かって、谷を約1km遡ったところ。
金剛院でいただいたパンフレットによれば、創建は天長6年(829)。平成天皇の第3皇子高岳親王(たかおかしんのう)が開いた名刹である。のち、白河天皇(在位1073〜87)の病気平癒祈願に功があったとして、慈恩寺の寺号を賜り、勅願寺となった。金剛院は、その慈恩寺の本坊の名である。
カヤの木は、「関西花の寺第三番/金剛院」の看板が掛かる門を潜って右手に進むとすぐ、左手の山裾に見える。(入山するには拝観料必要)
背筋をピンと伸ばして直立する、単幹のカヤである。開基高岳親王の手植えと伝えられている。
枝数があまり多くないようで、頂部も少し寂しくなりかけてきたが、今のところ、樹勢は悪くないように見える。
カヤの前を過ぎて、さらに奥に進むと、国指定重要文化財の三重塔(文化財指定名称は「金剛院塔婆」)と京都府指定文化財の本堂がある。
静かな環境にあって、名刹の雰囲気を今に伝えているように思われた。 |
|