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画像:許禰神社のクスノキ

画像:許禰神社のクスノキ(幹に生えたキノコ)
名称 許禰神社のクスノキ
    (こねじんじゃのくすのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 クスノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県袋井市木原
 
〃 3次メッシュコード 5237−07−82
 
〃 緯度・経度 北緯34度44分37.0秒
           東経137度54分08.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年12月24日


注1)袋井市教育委員会が設置(設置年月不詳)。ただし表記は「許祢神社のクスノキ」と「禰」が新字になっている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 旧東海道に南面して許禰神社(こねじんじゃ)が鎮座している。かつては木原権現社と称し、洪水の難を防ぐため、紀州から熊野神社を勧請したのが始まりと伝えているようだ。延喜式(?)神名帳にも許禰神社の名が見られるという。はるか昔から、ここで歴史を刻んできた。
 案内板によれば、神社の北側に、木原畷(きはらなわて)の古戦場がある。元亀3年(1572)、のちに徳川家康が武田信玄に大敗を喫する三方ヶ原合戦の発端となる小競り合いがここで行われたらしい。
 クスノキは、その時代から、人の世を見てきたのだろうか。
 参道の途中、大きな石灯籠の脇に立っている。クスノキの後ろには人工の池。厳島の弁天さんを祀っている。
 根元付近は、周囲すべて瘤と言ってもいい状態だ。その上に注連縄が巻かれている。そして、まるで瘤から生まれ出たように、3本の幹が上に向かって伸びている。
 最大のものでも幹囲は2m弱。瘤がこのクスノキの身上なのである。
 天然記念物ではないが、「袋井の名木古木」指定を受けている。
 
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