ページタイトル:無事喜地のタブノキ 当サイトのシンボル

画像:無事喜地のタブノキ(幹と並ぶ)

画像:無事喜地のタブノキ(花)
名称 無事喜地のタブノキ (ぶじきじのたぶのき)
名称の典拠 大洲市の公式WEBサイトより
樹種 タブノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛媛県大洲市長浜町今坊(こんぼう)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5032−34−31
 〃 緯度・経度 北緯33度36分43.1秒
           東経132度30分41.6秒
大洲市指定天然記念物指定(1971年3月30日指定)(注3)
撮影年月日 2013年5月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年1月11日、大洲市に合併。旧行政区は喜多郡長浜町
注3)訪問後、愛媛県指定天然記念物となった(2015年3月27日指定)(2017.01.03追記)





 足山(675m)の北斜面に発し、北上して拓海工業団地で海に注ぐ、幸口川という名の川がある。全長2kmほどの短い川だ。
 その水源地域にある集落の名を無事喜地(ぶじきじ)という。由来不明ながら、住む人にとって、また旅人にとっても、なんだか嬉しくなるような地名である。
 晴海ふれあいパークのところで予讃線を跨ぎ、無事喜地に向かった。途中、眼下に伊予灘が見える。
 集落を貫く道のすぐ脇、無事喜地集会所の近くにタブノキが立っていた。
 少し土盛りされた上に立ち、地表付近で多くの大枝に分かれて、幅広の樹冠を戴いている。タブノキ巨木でときどき見かける姿だ。
 横への広がりは、相当なもの。低い枝は地に着きそうだ。これだけの枝張りが維持できているのは、元気が良い証拠なのだろう。
 ちょうど花の季節だった。目の高さまで下がった枝の先にも花がついている。緑色の、小さな目立たない花である。
 遠来の客に対し、花を差し出して歓迎してくれたようにも思われた。無事喜地の地名とも重なって、なにか、ほのぼのとした気持ちになった。
 
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