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名称 子守堂の桜 (こもりどうのさくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 19m(注2) 目通り幹囲 7.2m(注2) 推定樹齢 1000年(注2) 所在地の地名 山形県西置賜郡白鷹町鮎貝字桜館 〃 3次メッシュコード 5740−20−26 〃 緯度・経度 北緯38度11分24.1秒 東経140度04分23.3秒 白鷹町指定天然記念物(1997年3月24日指定)(注3) 撮影年月日 2005年4月30日 注1)白鷹町教育委員会が設置(設置年月不詳) 注2)白鷹町観光協会ホームページによる 注3)その後、2013年11月29日、山形県指定天然記念物となった 真言宗相応院に至る細い上り坂がカーブする辺り、右手の高台の縁に立っている。 そばに小さな「子守神社」の祠がある。 案内板には、子守堂について説明があった。 鮎貝本庄家3代義長(1721〜45)の子は、いずれも早世してしまった。最後に残った三女以津子姫のために、ある子守を雇ったところ、以津子姫だけはすくすく育ち、以後、本庄家の家系が絶えずに済んだ。 ところが子守は、忽然と姿を消してしまった。探してみると、この桜の下に草履だけが見つかった。 本庄家では、子守は地蔵菩薩の化身だったのではないかと(注4)、地蔵堂を建てて祀った。それが子守堂である。 ほかに祠はないので、子守神社が子守堂なのだろう。内部に地蔵菩薩らしき姿は見あたらなかったが。 樹勢が衰えてはいるが、すばらしい巨木である。見上げてもよし、根元に立って市街を見下ろしてもよし。 子守堂伝説は直接の関わりを持つとは言い難いが、さまざまな伝承を生んでも不思議のないサクラである。 注4)案内板には、子守が地蔵に化身したとあった |
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