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名称 天王社のクスノキ (てんのうしゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県小松島市田野町字鳥居本
〃 3次メッシュコード 5034−74−67
〃 緯度・経度 北緯33度58分36.9秒
東経134度35分15.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年7月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
国道55号徳島バイパス赤石トンネルの北東口から、南西に1kmほどの高台に、天王社がある。
祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)の3柱。
天王とは牛頭天王(ごずてんのう)のこと。事実、江戸時代には「牛頭天王」と呼ばれていたようだ。
当地では牛馬の神様として信仰されていたようだが、本来、牛頭天王は悪疫退散の霊験を持つ神様である。また祇園精舎の守護神でもあり、薬師如来の垂迹ともされていた。
仏教と関係が深いことが、明治初期の廃仏毀釈で、やり玉に挙がった。当地でも、祭神を牛頭天王からスサノオに変え、社号も八坂神社に変えたと思われる(道路地図では八坂神社となっている)。
集落から一段高い境内の端に、このクスノキが立っている。下からもよく見える場所だ。
クスノキ巨木が目白押しの徳島県にあって、幹囲が6mにも満たないサイズでは、そう自慢できる大きさではないが、横に伸びた多数の大枝が径34mの大きな樹冠を支えている。なかなか頼もしそうな姿だ。
樹勢も良さそうで、今後まだ大きくなることだろう。。 |
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