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名称 駒門浅間神社の大公孫樹
(こまかどせんげんじんじゃのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 450年(注3)
所在地の地名 静岡県御殿場市駒門(札場)
〃 3次メッシュコード 5238−77−03
〃 緯度・経度 北緯35度15分34.6秒
東経138度54分38.0秒
御殿場市指定天然記念物(1980年5月27日指定)
撮影年月日 2009年2月16日
注1)1996年9月に御殿場市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
御殿場市内では最大のイチョウだと思われる。
富士の東麓に位置している。古い時代の大噴火の際に、ここまで溶岩が流れ下ったこともあるはずだ。神社の1kmほど南には、「駒門風穴」と呼ばれる大きな溶岩洞穴(国指定天然記念物)が残っている。この付近も、かつては周辺に原野が広がっていたことだろう。
しかし、今はすっかり様変わりしてしまった。
西には大きな工業団地。そのまた西は、陸上自衛隊東富士演習場。すぐ横には、東名高速道路が走っている(上図、後方の土手)。そして、さらに第二東名高速道路の工事が進んでいる(下図)。
ついに浅間神社は引っ越してしまった。ここには「浅間神社故地」と刻んだ石碑のみが残っている。
建物は移転したが、イチョウは動くことが出来ない。130年ほど前の落雷にも耐えて生きてきたが、ここにきて、工事現場に取り残されたようで、なんだか寂しそうだ。
完工後は、せめて周辺を整備して、イチョウの余生を見守って欲しいものだ。 |
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