ページタイトル:国相寺の楠 ロゴ:人里の巨木たち

画像:国相寺の楠(クスノキ) 名称 国相寺の楠 (こくそうじのくすのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注2)
所在地の地名 佐賀県佐賀市愛敬町
 〃 3次メッシュコード 4930−72−04
 〃 緯度・経度 北緯33度15分32.9秒
           東経130度18分08.3秒
佐賀市指定天然記念物(1969年2月11日指定)
撮影年月日 2015年3月20日

注1)佐賀市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 JR佐賀駅の南東約700m、旧佐賀城内にある佐賀県庁を起点にすると北北東(と北の間くらい)に約1kmのところに、日蓮宗安性山国相寺がある。寺号としては國相寺が正式なようだが、私のサイトでは、天然記念物としての名称に合わせて国相寺と表記させていただく。
 総ケヤキ造り本瓦葺きの新しい四脚門(よつあしもん)を潜ると、まず稲荷堂があって、その先に、モダンな意匠の鉄筋コンクリート本堂がある。
 クスノキは稲荷堂と本堂の間。地上2.5mほどで4幹に分かれ、こんもりと幅の広い樹冠を戴いている。全体に上の方まで苔むしていて、着生植物も多い。
 根が力強く発達している。発達の向きに偏りが見られるのは、やや傾いて立つからだろうか。
 大枝はすべて先端が切り詰められているが、このような立地条件では、安全上、仕方のないことかも知れない。
 市街地にあって、なかなか立派なクスノキである。
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