ページタイトル:国清寺のスダジイ 当サイトのシンボルマーク

画像:国清寺のスダジイ(幹と並ぶ) 名称 国清寺のスダジイ (こくせいじのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県伊豆の国市奈古谷(注2)
 〃 3次メッシュコード 5238−47−88
 〃 緯度・経度 北緯35度04分17.9秒
           東経138度58分21.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年2月3日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年4月1日、田方郡内3町が合併して伊豆の国市誕生。旧行政区は田方郡韮山町





 伊豆箱根鉄道原木(ばらき)駅から直線距離で東北東に約2.6km。奈古谷地区の山裾に臨済宗円覚寺派の名刹天長山国清寺(國C萬年禅寺)がある。
 康安2年(1362)の創立で開基は関東管領畠山国清(はたけやまくにきよ)。その6年後の応安元年(1368)に上杉憲顕(うえすぎのりあき)が再開基した。開山は仏真禅師無礙妙謙(むげみょうけん)。足利3代将軍義満(よしみつ)の時には関東十刹の一つとされている。(案内板による)
 6年で再開基とは穏やかでないが、その時代は室町幕府の黎明期にあたり、関東の統治権を巡って幕府内でしばしば争いがあったようだ。(私は歴史に疎いので詳しいことは知らない)
 タイトルを「国清寺のスダジイ」としたが、樹下にあった説明板によれば、平成20年(2008)の元旦に木内昭一郎氏が国清寺に寄進した木である。本堂から北に100mほど離れて立っている。
 その案内板にあるように樹齢が800年だとすれば、もともと国清寺の境内の木だった可能性が大きいが、見るからに若々しく、樹齢はもっとずっと若いのではないかと思われる。
 とにかく枝振りが素晴らしい。誰憚ることなく、のびのびと大枝を伸ばす姿は、見ていて気持ちが良い。
 巨木と出会った時の印象は、単なる数値データから予測できるものではないというケースの好例だと思われる。
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