ページタイトル:古保利の大ヒノキ 当サイトのシンボル

画像:古保利の大ヒノキ 名称 古保利の大ヒノキ (こほりのおおひのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ヒノキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 1000年以上(注2)
所在地の地名 広島県北広島町古保利(こほり)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−04−13
 〃 緯度・経度 北緯34度40分52.6秒
           東経132度32分07.3秒
広島県指定天然記念物(1940年2月27日指定)
撮影年月日 2017年3月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)現地の案内板による
注3)2005年2月1日、山県郡内4町が合併して北広島町誕生。旧行政区は山県郡千代田町





 北広島町役場の北北西約800m。志路原川(しじはらがわ)左岸の高台に、古保利薬師がある。国道261号(八重バイパス)上に進入路を示す大きな案内表示があってわかりやすい。
 案内板は古保利を「こおり」と読んでいる。この地名は、かつて山県郡の郡衙(郡の役所)があったことに因むという。(郡は訓読みすると「こおり」)
 地元では実際そのように発音しているのかも知れないが、現在、仮名書きする時は「こほり」と表記することになっているらしい。(郵便番号の一覧表もそうなっているし、文化財としての名称もそのように表記されている)
 平安時代末期、山県郡の郡司であった凡(おおし)氏が菩提所として建立した古保利山福光寺が古保利薬師の前身。吉川(きっかわ)氏の時代までは栄えたようだが、次第に寂れ、明治時代には無住となってしまった。
 幸いなことに、傷みはあるものの、多くの仏像が残されていて、そのうち脇侍まで含めると、計12体が国から重要文化財に指定されている。(案内板による。なお、仏像群は収蔵庫に保管されていて拝観可(有料))
 推定樹齢が1000年超ということは、仏像群同様、このヒノキも福光寺創建時代からの遺産と考えられたのだろう。
 しかし、そう思いたい気持ちはわかるが、少々多く見積もり過ぎではないだろうか。
 駐車場の近く、旧参道脇に立っている。
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