ページタイトル:小田の楠 当サイトのシンボル

画像:小田の楠

画像:小田の楠(幹と並ぶ)
名称 小田の楠 (こだのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 9.8m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 鹿児島県肝属郡肝付町南方(小田)(注4)
 〃 3次メッシュコード 4631−70−16
 〃 緯度・経度 北緯31度16分02.9秒
           東経131度04分26.3秒
内之浦町指定天然記念物(1964年12月指定)
撮影年月日 2009年7月26日

注1)1998年3月に内之浦町教育委員会が設置。ただし、同教委が2000年1月に設置した別の案内板では「小田のくす」と平仮名になっている。肝付町公式WEBサイト中では漢字が採用されているので、こちらを採ることにした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2000年設置の案内板による
注4)2005年7月1日、肝属郡内の2町が合併して肝付町誕生。旧行政区は肝属郡内之浦町





 小田川右岸、集落から一段低い川原に立つクスノキ。
 ご覧のように、一見、株立ちのクスノキと見紛いそうだが、そうではない。
 案内板によれば、昭和13年(1938)の大水害で、下部が土砂に埋没したのだという。土砂の厚さは3mという話も。
 そう言われれば、そんな風に見えなくもない。確かに、大クスの立つ場所は、大雨の際、根元が流れに洗われてもおかしくない位置だ。
 次のような伝承も紹介されていた。
 景行天皇が、熊襲(くまそ)親征のため九州に来た際、海路をたどって川原瀬に上陸、この地に野営した。出発の際、置き忘れた杖が根付いて大クスとなった。その大樹は枯れてしまったが、その宿根から芽ばえたのが、このクスノキである。
 小田集落を貫く道路脇に案内が出ているので、会いに行くのは容易である。
 
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