ページタイトル:古長禅寺のビャクシン 当サイトのシンボル

画像:古長禅寺のビャクシン_1

画像:古長禅寺のビャクシン_2
名称 古長禅寺のビャクシン
    (こちょうぜんじのびゃくしん)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ビャクシン
樹高 11mほか(注1)
目通り幹囲 6.6mほか(注1)
推定樹齢 700年(注1)
所在地の地名 山梨県南アルプス市鮎沢(注2)
 〃 3次メッシュコード 5338−33−17
 〃 緯度・経度 北緯35度35分45.1秒
           東経138度28分13.6秒
国指定天然記念物(1953年11月14日指定)
撮影年月日 2009年11月28日

注1)現地の案内板(設置者名、設置年月とも不詳)による
注2)2003年4月1日、中巨摩郡内の4町2村が合併して南アルプス市誕生。旧行政区は中巨摩郡甲西町





 旧甲西町役場の北250mほどのところに、臨済宗瑞雲山古長禅寺がある。正和5年(1316)、夢窓国師が真言宗の廃寺跡に釈迦如来を安置して禅寺を興したことに始まると伝える古刹だ。
 道路を挟んだ反対側に、4本のビャクシンが整然と並ぶ一角がある。ここは古長禅寺の飛び地で、古くから「お釈迦堂」と呼ばれてきたらしい。
 かつてここには客殿があり、ビャクシンが立つ場所は、その前庭にあたるという。
 4本のビャクシンは、一辺が約10mの正方形の頂点にあたる位置に立っている。寺では、開山の夢窓国師が、四天王になぞらえて自ら植えたと伝えているようだ。
 すでに幹が大きく裂けてしまったものもあり、一部にビャクシン特有の白骨化した姿が、生きてきた長い時間を暗示しているかに見える。
 しかし、いずれも青々とした密な葉を着けている。
 この姿になっても、樹勢は悪くなさそうだ。
 
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