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名称 小赤沢のブナ (こあかざわのぶな)
名称の典拠 なし
樹種 ブナ
樹高 不明
目通り幹囲 3.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県下水内郡栄村小赤沢
〃 3次メッシュコード 5538−25−12
〃 緯度・経度 北緯36度51分10.3秒
東経138度38分51.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年6月24日
注1)まったくの目分量
小赤沢は、日本百名山の一座である苗場山(なえばさん、2145m)に西側から登るルートのベースとなる集落である。私も、巨木に関心を持つようになる以前のまだ若い頃、5〜6回登った覚えがある。
今は3合目まで車で登ることも出来るので、遠方からの登山者でなければ、日帰り登山も容易になった。
その自動車道のすぐ道路脇に、左図のブナが立っている。3合目登山口への道と上ノ原集落に下る道との分岐点の600mほど手前、標高およそ1170m地点。
左図で、幹の隙間から向こう側が透けて見えているのがお分かりだろうか。実は、ほぼ皮一枚で立っている。
ブナの後ろは急斜面になっているので、幹囲測定は諦め、代わりに長径を測ったら、地上1.3mの高さで約1.6mあった。これが円の直径だとしたら、円周はおよそ5mになる。皮一枚の姿になる前は、かなりの大ブナだったのではないだろうか。(上記目分量は、厚さ15cmの板一枚と考えての周囲長である。実際はこれより大きいと思われる)
秋山郷には巨木を用いて家具を作る工房がある。そのことと関係があるのかどうか、道路から見える範囲の私有林には巨木が少ない。
このブナは皮一枚の姿だったから伐採されずに残ったのかも知れない。(当否不明) |
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