ページタイトル:剱神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:剱神社のクスノキ_1

画像:剱神社のクスノキ_2
名称 剱神社のクスノキ (つるぎじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 8.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県鞍手郡鞍手町木月
 〃 3次メッシュコード 5030−55−64
 〃 緯度・経度 北緯33度48分30.4秒
           東経130度40分41.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 鞍手町北部、木月池(きづきいけ)の北西に、剱神社がある。
 祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、それに日本武尊(やまとたけるのみこと)、宮須姫命(みやずひめのみこと)の3柱。
 スサノオが退治したヤマタノオロチの体内から出てきた剣が天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)である。
 ヤマトタケルがこれを携えて東征を成し遂げた帰途、草原で火攻めに遭う。ヤマトタケルは剣で草を薙ぎ払い、迎え火を点けて形勢を逆転することが出来た。以来、剣は草薙剣(くさなぎのつるぎ)と呼ばれるようになった。
 その後、ヤマトタケルは病いを得て没するが、没後、草薙剣を熱田神宮に納めたのがミヤズヒメである。剱神社の社号は、そんなことに基づくのだろう。
 境内は大きく3段に分かれている。雛壇のようなこの造りは、各地の神社で時々見かける。
 一番手前の段、水が涸れた池の畔(ほとり)にクスノキが立っている。
 旧環境庁資料では2本の株立ちとされているが、幹は1本のみ。かつて、大きく抉れたところにも別の幹があったと思われるが、調査時点では既に失われていたと思われる。何か手違いがあったのだろう。
 残念ながら、最盛期はとうに過ぎてしまったようである。
 
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