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名称 狐の三本松 (きつねのさんぼんまつ) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 アカマツ 樹高 26m(注2) 目通り幹囲 4.0m(注2) 推定樹齢 150年(注2) 所在地の地名 岩手県二戸市米沢(まいさわ) 〃 3次メッシュコード 6041−32−33 〃 緯度・経度 北緯40度16分56.9秒 東経141度17分02.4秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2017年5月10日 注2)「日本の松樹」による 名前は三本松であるが、根元から3幹に分かれている故の命名であって、根元では1本である。 当然ながら、幹の一本一本を見れば、上記データほどの太さは感じられない。また、いわゆる名松に見られるような樹姿ではなく、幹は極めて直線的である。背も高い。それがこの松をさらに細く見せている要因と思われる(根元ではそこそこ太いのだが…)。 少し前まで杉林に囲まれていたようだ。そのため、こんな姿になったのだろう。 立地場所が良い。JR斗米(とまい)駅の西南西約650m。北東に向いた斜面に立ち、スギが伐採されて周囲に高い木が無いため、遠くからもよく見える。 標柱側面の説明によると、かつてこの松を伐ろうとした木樵(きこり)が誤って狐の巣穴に入ってしまい、キツネの強烈な悪臭にいたたまれず、家に逃げ帰ってしまったそうである。それが「狐の三本松」の名前の由来なのだろう。 ところで、東北地方では、このように3幹に分かれた「三頭木」を、神が宿る木と見なすことがあるようだ。実際は、この松もそうだったのではあるまいか。 キツネ云々の話も、誤伐採、あるいは盗伐されないように作られた伝説のように思われる。 |
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