ページタイトル:北山のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:北山のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:北山のケヤキ(全景)

画像:北山のケヤキ
名称 北山のケヤキ (きたやまのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県つくばみらい市仁左衛門新田(注2)
 〃 3次メッシュコード 5440−00−42
 〃 緯度・経度 北緯36度02分17.1秒
           東経140度01分51.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年5月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注2)2006年3月27日、1町1村が合併して「つくばみらい市」誕生。旧行政区は筑波郡谷和原村(やわらむら)





 小貝川左岸(東岸)を走る県道133号(赤浜谷田部線)を、国道354号福岡橋から300mほど南下した県道脇にこの大ケヤキが立っている。
 ケヤキの近くには、「馬頭観音」と刻んだ石塔が数基。二十三夜塔もある。ここは北山集落のはずれにあたることから、道祖神(ここでは道六神と呼んでいるようだ)が置かれたのだろう。
 ケヤキは、なかなかの巨木で、樹勢も良さそうだ。いかにもケヤキらしい、こんもりと丸い樹冠を戴いている。
 よく見ると、根元から立ち上がった1本の支幹の姿が奇妙だ。まるで、腕で子供を包み込んで抱くように、主幹に密着していた何物かを抱いていたような姿だ。(左下図、矢印の部分)
 どうやら、ここにクロマツがあり、それを抱いていたらしいのだ。マツは30年ほど前に枯死してしまい、今は何もない空間があるのみ。
 百年来の道連れを失ってしまったが、字義通りの意味で、その記憶を形に留めているわけだ。
 
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