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名称 北浜の大カヤノキ (きたはまのおおかやのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注3)
所在地の地名 静岡県浜松市浜北区本沢合(注4)
〃 3次メッシュコード 5237−16−74
〃 緯度・経度 北緯34度48分46.1秒
東経137度48分01.7秒
国指定天然記念物(1954年3月20日指定)
撮影年月日 2011年12月25日
注1)浜松市教育委員会が設置(設置年月不詳)。国の天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)同上。ただし上記案内板は600年としている
注4)2005年7月1日、浜松市に合併。旧行政区は浜北市
遠州鉄道遠州小林駅の北東約600mに立つカヤの木。樹形の美しい、素晴らしいカヤ巨木である。
都市の膨張に伴い、このあたりも徐々に住宅地化しつつあるようだが、カヤの周辺には、まだ農地もたくさん残っている。
カヤの大きさについて、1995年刊行の講談社「日本の天然記念物」では、特にその樹冠の大きさを讃え、枝張りは東西21.5m、南北25.5mとしている。確かに、このように大きく美しい樹冠をもつカヤは他に例を見ないようだ。
ただし、幹の太さについては、記述のばらつきが大きい。
上記「日本の天然記念物」では目通り10.9m、文化庁の国指定文化財等データベースでは、地上1.5mで6.75m、環境省巨樹データベースでは、地上1.3mで5.6mとなっている。
ご覧のように、幹から根にかけて円錐形に広がっているものだから、測る高さによって太さは大きく変わるのはわかるが、これだけ異なるのは面白い。
周りの人間が勝手に値踏みするのを、カヤの木自身も面白がっているのではなかろうか。 |
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