ページタイトル:北稲荷神社のトチ ロゴ:人里の巨木たち

画像:北稲荷神社のトチ 名称 北稲荷神社のトチ
    (きたいなりじんじゃのとち)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)(注3)
所在地の地名 京都府南丹市美山町北(注4)
 〃 3次メッシュコード 5235−74−79
 〃 緯度・経度 北緯35度18分50.4秒
           東経135度37分18.9秒
南丹市指定天然記念物(1995年4月1日指定)
撮影年月日 2016年3月22日

注1)合併前の美山町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)地元では樹齢400年としている
注4)2006年1月1日、4つの町が合併して南丹市誕生。旧行政区は北桑田郡美山町





 美山町北は、「かやぶきの里」として知られる。
 府道38号(京都広河原美山線)沿いの開けた場所に60戸ほどの家々が寄り添って建ち、「里」という語がよく似合いそうな集落だ。4割ほどが江戸時代の建築らしい。萱葺き屋根も多く見られ、全体の約半数が萱葺き。
 1993年12月8日、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。観光客も多いようで、立派な無料駐車場も整備されている。
 私が訪ねたのは平日の夕刻近くだったからか、観光客は疎ら。駐車場は閑散としていた。
 絵図を見て一応の道順は頭に入れたが、駐車場からすでにトチノキは見えている。そこを目指せばいいわけで、辿り着くのは容易だ。家々を眺め、風景を楽しみながら、のんびりと稲荷神社に向かった。
 単幹のトチノキである。
 時々、大枝を付け根から切ってきたようで、そのため、一見するとトチノキ巨木には見えない姿だが、その後の枝がうまい具合に伸びていて、全体としてはむしろ整った樹形になっている。
 「美山かやぶきの里」の案内図にも描かれている。
 この里に住む方々の自慢のトチノキなのだろうと思われる。
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