ページタイトル:桐谷の大シイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:桐谷の大シイ(幹と並ぶ) 名称 桐谷の大シイ (きりざくのおおしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 7.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 千葉県香取市桐谷(注2)
 〃 3次メッシュコード 5340−54−26
 〃 緯度・経度 北緯35度46分19秒
           東経140度34分34秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月14日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注2)2006年3月27日、1市3町が合併して香取市誕生。旧行政区は香取郡山田町





 桐谷と書いて「きりざく」と読む。第一山倉小学校の南東1kmほどにある集落である。
 桐谷集落南西部の旧家の裏山に、見事なシイの巨木が立つ。
 見学許可をお願いしたところ、ご主人がわざわざ現場まで案内して下さった。
 お庭を通していただき、裏手から続く踏み分け道の先に大きなスダジイが立っていた。
 根元の小祠には息栖神社(いきすじんじゃ)の御札が納めてあった。家の守り神として、氏神様と共に、シイの木も大切にされてきたものと思われる。
 蛇足ながら、息栖神社は茨城県神栖市にある神社で、祭神は久那戸神(くなどのかみ。岐神と表記されることが多い)。息栖神社では、葦原中国(あしはらのなかつくに)を平定するために遣わされた鹿島神宮の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)、香取神宮の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の2神を先導した神だとしている。
 そんな関係からか、鹿島神宮・香取神宮・息栖神社を3つ合わせて「東国三社」ということもあるようだ。
 息栖神社までは、このシイの木から北北東に13kmほど。
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