|
|
|
名称 切幡神社の大ケヤキ
(きりはたじんじゃのおおけやき)
名称の典拠 天然記念物指定名称より(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 広島県広島市安芸区中野東7丁目
〃 3次メッシュコード 5132−44−97
〃 緯度・経度 北緯34度24分44.4秒
東経132度35分10.8秒
広島市指定天然記念物(1974年2月18日指定)(注1)
撮影年月日 2017年3月26日
注1)このケヤキ1本と、社殿背後のシイを主体とする社叢とを一括して「切幡神社の大ケヤキとシイ林」の名称で天然記念物に指定
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
JR山陽本線瀬野駅と中野東駅の中間付近。鉄道と並走する国道2号の東100mほどの山裾に切幡神社が鎮座する。
祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)はじめ全部で17柱。他の多くの例のように、近隣の神社をいくつか合祀した結果、大所帯になったと思われる。
境内の大ケヤキが広島市から天然記念物指定を受けている。
案内板に、『古来、ケヤキは人家近くに植えられ、その大木は「故郷の思い出」として人々の心に深く残る存在であった(後略)』と記されていた。
私も同感。雄大な樹冠を戴くケヤキには、確かに樹木の王の威厳があるように思う。一里塚の目印として植えられることが多かったのも頷ける。ケヤキ巨木が多い東日本では、遠くから目立つ大きな樹冠は、たいていケヤキだ。
南国ではクスノキがその立場にあるように思われ、ケヤキはむしろ少数派である。しかし、そのことがかえってケヤキ巨木の貴重性を増しているのかも知れない。
切幡神社のケヤキは、殆どの大枝を切られ、かなり寂しい姿になってしまったが、案内板の記述のように、当地の方々の心のランドマークであり続けることを祈りたい。 |
|