ページタイトル:金竜寺のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:金竜寺のイチョウ(幹と並ぶ) 名称 金竜寺のイチョウ (きんりゅうじのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 イチョウ
樹高 42m/39m(注2)
目通り幹囲 9.4m/7.5m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 愛媛県大洲市手成(てなる)
 〃 3次メッシュコード 5032−24−83
 〃 緯度・経度 北緯33度34分36秒
           東経132度32分28秒
愛媛県指定天然記念物(1969年2月18日指定)
撮影年月日 2013年5月15日

注1)「きんりゅうじ」の読みは大洲市公式ウェブサイトによる。愛媛新聞社「愛媛の巨樹八十選」では「こんりゅうじ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による。いずれも前者が向かって左手の個体のデータ





 肱川の支流河内川右岸、標高150mほどのところに金竜寺という名のお寺がある。
 天正19年(1591)に開かれた古寺のようだが、しばらく無住が続いたものか、境内は少々荒れ気味で、御堂もかなり惨めな姿だ。戸は外れたまま。屋根にはブルーシートが乗せてある。
 大洲市の公式WEBサイトによると、文化3年(1806)に御堂を再建する際、すでに大木であったイチョウを売却して再建費用に充てたという(それがこの御堂だろうか?)。イチョウが創建当初に植えられたと仮定すれば、伐採時には、樹齢200年を超えていたはずである。かなりの大木だったに違いない。
 現在のイチョウは、切株から萌芽したひこばえが生長して癒着したもの。境内には全部で3株あったが、向かって右端の1株は落雷を受けて幹に亀裂が生じ、昭和62年(1987)に伐採されたようだ。
 株立ちではあるが、根元近くではすっかりくっついて、見る角度によっては、まったく1本である。傍に立つと、大きさに圧倒される。
 No.2の方だって大したものだ。本来なら、十分に主人公になれる大きさである。比べる相手が大きすぎたというべきだろう。
 
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