ページタイトル:金峰山の大フジ 当サイトのシンボルマーク

画像:金峰山の大フジ 名称 金峰山の大フジ (きんぼうざんのおおふじ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 フジ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 2.1m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 山形県鶴岡市青龍寺(しょうりゅうじ)字金峯(きんぼう)
 〃 3次メッシュコード 5839−06−25
 〃 緯度・経度 北緯38度41分16.9秒
           東経139度48分48.8秒
山形県指定天然記念物(1962年1月12日指定)
撮影年月日 2019年5月17日

注1)現地の標柱側面の説明による
注2)山形県の公式ウェブサイトの一つ「山形の宝 検索navi」による





 金峯山(きんぼうざん、458m)東麓に青龍寺がある。青龍寺は地名であると同時に寺の名前でもある。
 寺としての青龍寺は、かつて修験に属し、金峯山頂の金峯神社(きんぼうじんじゃ)の別当を勤めていた。と言うか、明治の神仏分離以前の両者は一体であった。
 現在は真言宗豊山派に属し、山号は金峯山。大フジは青龍寺のすぐ近くにある。
 天然記念物に指定される際、このフジは標記のように名付けられたわけだが(神社名も、山の名も地名もみな「金」なのだが、文化財としての正式名では「」の文字が用いられている)、「金峰山」は金峯山のことだろうか、それとも青龍寺のことだろうか、ちょっと紛らわしい。
 現在、金峯神社(中の宮)までは車で行ける。大フジはその途中にあって、標柱も立っているので、見つけるのは難しくない。
 私が訪ねたとき、最頂部だけ花をつけていた。
 なかなか立派なフジなのだが、もしも樹齢が400年だとすれば、フジが巻き付いたスギは、少なくともそれより数十年以上年老いていなければならない。
 しかし、樹皮の様子といい、枝振りといい、それほどの老木ではないように思われる。
 素晴らしい大フジにケチを付けるようで少々気が引けるが、個人的感想では、フジの樹齢はサバの読み過ぎのように思われる。
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