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名称 紀三井寺の樟樹 (きみいでらのしょうじゅ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 和歌山県和歌山市紀三井寺
〃 3次メッシュコード 5135−21−15
〃 緯度・経度 北緯34度11分04.5秒
東経135度11分23.8秒
和歌山市指定天然記念物(1967年2月14日指定)
撮影年月日 2014年3月24日
注1)1984年11月に和歌山市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
紀三井寺は西国33観音霊場の第2番札所。たくさんの人が詣でる大寺である。
ずっと真言宗山階派に属していたが、昭和26年(1951)に独立して、救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)総本山となった。
紀三井寺の名は、境内に「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の3つの湧水(井)があるから。
ならば三井寺と呼んでもいいはずだが、比叡山麓の三井寺に敬意を払って同名を避け、こちらは紀の国の三井寺という意味で紀三井寺と名付けた。
実を言うと、三井寺も紀三井寺も正式名ではない。
紀三井寺の正式名は紀三井山金剛宝寺護国院(きみいざんこんごうほうじごこくいん)。しかし、紀三井寺の通称の方がずっと通りが良く、JR紀勢本線の駅名も「紀三井寺」駅。
その紀三井寺駅の南東高台に伽藍がある。
長い石段の先、向かって左手に市指定天然記念物のクスノキが立つ。(石段の手前から既にクスノキの姿は見えている)
案内板によると、かつては3支幹に分かれていたようだが、昭和53年(1978)に一つが裂けて倒れ、現在は2本のみ。
今のところ樹勢が良さそうなので、いずれそのうち3支幹時代の大きさを追い抜くことになりそうである。 |
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