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注1)1996年3月に土浦市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注3)位置の正確さにはあまり自信なし。しかし亀城公園は広い公園ではないので、この地点を目指せば、大シイを見つけるのに苦労はしないと思う
土浦市中心部、亀城公園にスダジイの巨木が立っている。場所は二の丸跡。外堀を見下ろす土塁の上。
立ち上がってすぐに2幹に分かれ、横に大きく広がった厚い樹冠を戴いている。1本で森を成す勢いである。
土浦城が築かれたのがいつかについて、はっきり分かってはいないようだ。室町時代の永享(1429〜41)頃に今泉氏が築いたのが最初で、その後は城主が次々に代わったのち、慶長6年(1601)、松平氏が藩主になってから本格的に城下の整備がなされたようだ。
土浦城は、桜川や霞ヶ浦から水を引いた幾重もの堀に囲まれていたといい、そこから亀城の別名が生じたという。亀が、池の小島で甲羅乾しをする姿にでも見立てたのだろうか。(現在の堀は、周囲を一重に囲むのみ)
城跡は都市公園としてよく整備されている。誰でも気軽に立ち入ることができ、櫓門(やぐらもん)などの遺構に、昔の姿を想像することもできる。
ただ、残念なことに、駐車スペースがない。近くの有料駐車場を利用するほかないので、訪問の際はご注意を。 |
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