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名称 木井馬場のムクノキ (きいばばのむくのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 7.4m(注2) 実際はもっと細い
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福岡県京都郡みやこ町犀川木井馬場(注3)
〃 3次メッシュコード 5030−37−37
〃 緯度・経度 北緯33度37分04.0秒
東経130度57分49.4秒
福岡県指定天然記念物(1983年3月19日指定)
撮影年月日 2010年3月20日
注1)2001年3月にみやこ町教育委員会が設置(実際は合併前の犀川町教委が設置)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2006年3月20日、京都郡内3町が合併して「みやこ町」誕生。旧行政区は京都郡(みやこぐん)犀川町
祓川右岸、城井小学校の南200mほどに立つ。
近年、豊津犀川バイパスが出来て、国道496号は少し東の山寄りを通るようになった。バイパスだと、このムクノキは見えないかも知れないが、旧道からはよく見える。
環境省データには幹囲7.4mとあった。期待しての訪問だったが、残念ながら、そこまでの太さはなかった。案内板に記載されている4.75mの方が近そうだ。
もとは、低い位置から数本の支幹が出ていたのではなかろうか。その痕跡が、あるいは盛り上がり、あるいは縦長の傷口となって残っている。これらはしかし、全体の樹勢には影響がなかったようで、今のところ、まだそれほど樹勢は悪くなさそうだ。
案内板には、『貴船神社のご神木として崇められるほか、かつては子どもたちが甘みを求めてよじ登る光景がよく見られた「なつかしの木・想い出の木」として親しまれています』とあった。
今の子供はムクノキの実を食べることもないだろうが、時代の記憶、地域の記憶という観点から巨木を大切にするのも悪くないな、と思われた。 |
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