ページタイトル:水源の大ケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:水源の大ケヤキ(幹と並ぶ) 名称 水源の大ケヤキ (すいげんのおおけやき)
名称の典拠 案内板の説明を参考(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 熊本県阿蘇郡小国町宮原
 〃 3次メッシュコード 4931−50−35
 〃 緯度・経度 北緯33度07分10.6秒
           東経131度04分18.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月17日

注1)宮原上町が設置した「豊かな水の宮原・けやき水源」と題した案内板に「この水源の大ケヤキ」の語があったので
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 小国町役場の南方、宮原地区をほぼ東西に横切って田の原川が流れる。
 田の原川は筑後川の上流にあたる。上記案内板には「静川」とあるので、当地ではそう呼ばれることもあるのだろう。小魚が多く棲むきれいな川である。
 その右岸、田の原川の水面近くに、標記のケヤキが立っている。小国小学校の北を通る道から、対岸にこのケヤキの姿が見えるはずである。
 ケヤキの根元から清水が湧いている。「けやき水源」と呼ばれる湧水だ。ケヤキの根は、横から水平に包丁を入れたように、湧水池の水面で切れている。
 傍らの小さな祠は、水神を祀っているらしい。
 別の案内板によると、この水神に祈願して富札の一番籤を当てた事例がいくつもあるそうだ。福運を呼ぶとして有名な水神様なのだという。私もグリーンジャンボ宝くじの当選を祈ってみたが、どうやら邪念ばかりで信仰心が足りなかったようだ。
 今も福運の御利益があるのかどうかはともかく、ケヤキの方は、純粋に巨木として見ても、なかなか立派な大ケヤキである。
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