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名称 桁山の榧の木 (けたやまのかやのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カヤ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 1000年以上(注3)
所在地の地名 福岡県八女市星野村(桁山)(注4)
〃 3次メッシュコード 4930−66−62
〃 緯度・経度 北緯33度13分38.2秒
東経130度46分52.1秒
福岡県指定天然記念物(1973年11月15日指定)
撮影年月日 2011年7月30日
注1)2005年3月に星野村教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記標柱に記された説明文による
注4)2010年2月1日、八女市に編入。旧行政区は八女郡星野村
星野川の上流に向かって県道57号(浮羽石川内線)を南下して行くと、やがて対岸に大きなカヤの樹冠が見えてくる。それが県天然記念物「桁山の榧の木」である。
単幹で直立し、バランスの良い樹冠を戴いている。
地元では自慢のカヤらしく、「にたばる(仁田原)よかとこ/よかみず/よかお茶」と大書した手作りの看板に、カヤの木の説明があった。
なんでも雄木と雌木が1本の木になったそうで、縁結びのカヤとされているらしい。大きさは日本で三指に入るとも記されていた。
2011年現在、確かに福岡県内随一の大カヤではあるが、国内ベスト3にはちょっと遠い。しかし、地元の人たちのカヤに寄せる愛情が感じられて微笑ましかった。
また、この木を傷つけると悪疫が流行するという伝承もある。表だった形態保存の考えが発生する以前から、既にここではそのような意志が住民の間にあったわけだ。
こんな地に育って、カヤ自身も幸せに思っていることだろう。 |
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