ページタイトル:建昌小学校のセンダン 当サイトのシンボル

画像:建昌小学校のセンダン

画像:建昌小学校のセンダン(全景)(幹と並ぶ)
名称 建昌小学校のセンダン
    (けんしょうしょうがっこうのせんだん)
名称の典拠 なし
樹種 センダン
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 鹿児島県姶良市東餅田(注2)
 〃 3次メッシュコード 4730−45−60
 〃 緯度・経度 北緯31度43分36.8秒
           東経130度37分49.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年7月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2) 注2)2010年3月23日、姶良郡内の3町が合併して姶良市誕生。旧行政区は姶良郡姶良町





 姶良町立建昌小学校のグラウンドの中央に、1本のセンダン大木が立っている。
 センダンというと、「栴檀(せんだん)は双葉より香し」の成句を思い出すが、ここに言う栴檀は、インド原産の香木白檀(びゃくだん)のこと。日本のセンダンには、ごく弱い芳香があるだけだそうだ。
 樹皮を煎じて飲むと駆虫作用があり、葉には強い除虫効果があるそうだから、木材としては防虫性を持っているのかも知れない。もしそうなら、その点は白檀と同じだ。
 白檀は、快い芳香を放ち、かつ害虫を寄せ付けない。いわば高貴な性質を有する木である。その性質は幼時から変わることがない。
 小学校のセンダンには、似非白檀であるかも知れないが、悪に染まらず、良い性質をすくすく伸ばして欲しいとの思いが込められている。センダンが育ちにくい地方は別として、全国の小学校にセンダン巨木が多く見られるのは、そんな理由によると思われる。
 建昌小学校のセンダンは、ご覧のように、大きさ、樹勢とも申し分なし。樹形もまずまず。全国でも一級品の仲間に入るセンダンだと思われる。
 
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