ページタイトル:剣淵開拓記念木 当サイトのシンボルマーク

画像:剣淵開拓記念木(幹と並ぶ) 名称 剣淵開拓記念木
     (けんぶちかいたくきねんぼく)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ヤチダモ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 670年(注2)
所在地の地名 北海道上川郡剣淵町仲町
 〃 3次メッシュコード 6642−12−19
 〃 緯度・経度 北緯44度05分50.9秒
           東経142度21分37.3秒
剣淵町指定天然記念物(1956年9月1日指定)
撮影年月日 2019年6月7日

注1)案内板に書かれた名前は「開拓記念木」(天然記念物指定名称も同じ)。しかし北海道には各地に開拓記念木(樹)があって紛らわしいので、私のサイトでは地名を冠して呼ばせていただく
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 剣淵町役場前の道を200mほど北進した交差点に立つヤチダモ。
 剣淵町教育委員会が設置した案内板の説明文を引用して、この「開拓記念木」の紹介としたい。
 『明治三十二年(1899)七月十二日、北辺開拓と警備の大任を帯びた屯田兵が入地し、この老樹の下で隊長の訓示をうけた後、丈余の笹を分けて兵屋に辿りついたのである。/樹齢既に数百年を経て、栄枯盛衰をひとり眺めてきたであろうこの老樹は、本町開拓史を物語る唯一の記念物である』。
 剣淵町公式ホームページによれば、令和元年(2019)9月30日現在の人口は3070人。北海道以外の町に比べれば、開拓記念木が立つ場所は、市街中心部とはいえ、道路幅も広く、通行量も少ない。閑静な良い町であるように思われる。
 ここがかつては背丈が3m以上もあるような笹藪で覆われた原野だったという。眼前の町の様子を見て、その風景を想像できる人はいったい何人いることだろうか。
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