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名称 慶雲寺のソテツ (けいうんじのそてつ)
名称の典拠 「たはらの巨木・名木100選」(注1)
樹種 ソテツ
樹高 7m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2) 株の外周
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛知県田原市田原町稗田(ひえだ)
〃 3次メッシュコード 5137−72−91
〃 緯度・経度 北緯34度40分04.4秒
東経137度16分00.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年3月20日
注1)2007年3月に田原市都市整備部街づくり推進課が発行
注2)上記「たはらの巨木・名木100選」による
豊橋鉄道三河田原(みかわたはら)駅から直線距離で西北西に約200mの位置に、曹洞宗田原山慶雲寺がある。市街地のお寺だ。(参詣者用駐車場あり)
門前に設置された案内板によると、『明応元年(1492年)に長興寺三代目の汝南契禅大和尚により開基されたお寺で、今川義元公の寄進とされる十一面観世音菩薩像が祀られてい』るとのこと。500年以上の歴史を持つ古刹である。
参道を進むと、境内のあちこちに植えられたソテツが目に入る。
それらのうち、本堂の手前、向かって右の株の横に「たはらの巨木・名木100選」案内板があった。この株を代表格と見なしたのだろう。
それにしても、ソテツは不思議な植物である。
私の勝手な感想だが、概形は乾燥地の植物のようでいて、葉や幹の細部に見入ると熱帯雨林に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
子孫の増やし方も変わっていて、植物のくせに、イチョウと同じく精子によって繁殖する。外見だけでなく、実態としても変わり者なのだ。
日本におけるソテツの自生北限は宮崎県南部らしい。従って、このソテツも人の手で植えられたものである。
これも私の感想だが、よく知られるほどに大きなソテツは寺院に多いように思う。僧侶が各地に広めたのだろうか。 |
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