ページタイトル:毛賀くよとのシダレザクラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:毛賀くよとのシダレザクラ

画像:毛賀くよとのシダレザクラ(全景)
名称 毛賀くよとのシダレザクラ
    (けがくよとのしだれざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 長野県飯田市松尾毛賀
 〃 3次メッシュコード 5337−16−87
 〃 緯度・経度 北緯35度29分21.1秒
           東経137度50分04.6秒
飯田市指定天然記念物(2000年11月22日指定)
撮影年月日 2014年4月7日

注1)「毛賀くよとのシダレザクラ愛護会」と飯田市が連名で設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 JR飯田線毛賀駅の西北西約500m。段丘斜面の麓に立つシダレザクラ。
 斜面下方に向かって伸びる長い大枝がこの桜の樹姿を特徴付けているように思う。もちろん、サクラ自身が自然にこのような姿を選んだのだろうが、見る角度によっては、まるで懸崖造りに仕立てたように見える。
 樹名の毛賀は地名。「くよと」は供養塔(くようとう)から転じたもの。桜のそばには供養塔がある。
 案内板によると、この場所は「石打場」と呼ばれるらしい。近くには「自害坂」(あるいは「陣返坂(じんがえしざか)」の意か)の地名も残っており、このあたりで戦さがあった名残りでないかと推測されているようだ。供養塔も、そのことと関係があるのかも知れないとのこと。
 なお、現在、国道151号はサクラの東300mほどのところを通っているが、桜のすぐ下の道(上図参照)が江戸時代の遠州街道なのだそうである。
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