ページタイトル:風市森神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:風市森神社のクスノキ 名称 風市森神社のクスノキ
    (かぜいちもりじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 和歌山県紀の川市嶋(注2)
 〃 3次メッシュコード 5135−33−11
 〃 緯度・経度 北緯34度16分02秒
           東経135度23分47秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2005年11月7日、那賀郡内5町が合併して紀の川市誕生。旧行政区は那賀郡粉河町





 紀の川右岸、JR和歌山線紀伊長田駅の東南東約500m、大字嶋の北東端に風市森神社が鎮座する。
 宝亀(770〜80)以前の創建と伝える古社で、祭神は級長戸辺命(しなとべのみこと)ほか2柱。
 「日本書紀」に、イザナミが朝霧を吹き払った息から級長戸辺命が生まれたと記されているらしい。従って、級長戸辺命は風を司る神とされている。
 風の神と言えば級長津彦命(しなつひこのみこと)が知れるが、この級長戸辺命との関係については、シナツヒコとシナトベは同一神であるとか、シナトベはシナツヒコの姉だとか、妻だとか、様々にいわれているようだ。
 その風市森神社の石鳥居の近く、向かって右手に標記のクスノキが立つ。
 幹には注連縄もなく、特別扱いされているようにも見えない。
 社叢の一員としての大クスノキである。
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