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川鳥八幡神社の森 |
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名称 川鳥八幡神社のスギ
(かわとりはちまんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 36m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 広島県庄原市東城町川鳥(注2)
〃 3次メッシュコード 5233−31−26
〃 緯度・経度 北緯34度56分36秒
東経133度12分09秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月25日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年3月31日、庄原市に合併。旧行政区は比婆郡東城町
川鳥八幡神社は、国道314号と県道57号に挟まれた、標高729mのピーク(「宮山」?)を最高点とする、南北に細長い山塊の西麓に鎮座している。
境内に建立された由緒書によれば、山の神として古くからあった神社に、文和元年(1352)、宇佐八幡宮の分霊を勧請したと伝えているらしい。往時は50石の社領を有する大きな神社で、神社の前方4〜5町(400〜500m)のところに一の鳥居があったようだ。名残として「鳥居ガ段」の地名が残っているという。
現在においても、なかなか立派な神社である。とりわけ、スギを主体とする社叢がすばらしく、訪ねたのは夏の日射しが強い暑い日だったが、境内には冷気がしっとりと漂っていた。
環境省巨樹データベースによれば、幹囲3mを超える巨樹が境内に約20本。どれが5.2mとされたスギだろうか。
目についたのは、参道の途中、イチョウの近くに立つスギ(左上図)。それから自動車参道の途中、大仙神社の背後の樹林内のスギなど。
幹囲だけで言えば、狛犬の手前左手のスギが最大のようだ。2本の合体木だと思われるが、全体の幹囲は6mを超えそうだ。
とにかく、なかなかの社叢である。どれが最大かなど詮索せずに、鎮守の森の雰囲気を味わえばいいのかも知れない。 |
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