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名称 川下の乳イチョウ (かわしものちちいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 20m(注2) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 大分県玖珠郡九重町松木
〃 3次メッシュコード 4931−71−15
〃 緯度・経度 北緯33度15分51.6秒
東経131度11分24.3秒
九重町指定天然記念物(1981年10月14日指定)
撮影年月日 2010年3月24日
注1)設置者名・設置年月とも不詳(多分、九重町教育委員会が設置したものだと思われる)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
竜門の滝を流れ下った松木川右岸、大分自動車道から300mほど東、路傍のイチョウである。
こぢんまりした姿で立っていた。訪れたのが葉のない季節なので、なおさら小さく感じたのかもしれない。
特に、頂部に元気がないのが気にかかる。案内板によると、落雷の被害らしい。下部は小枝をたくさん纏って、樹勢も悪くなさそうだが、道のすぐ横に立つものだから、横枝を伸ばすわけにもいくまい。今後、どうなるのだろうか。
これも案内板によると、江戸時代、日田の国学者森春樹(1771〜1834)が著した「玖珠郡志」の「名木」項に、たくさんコブをつけたイチョウについての記述があり、乳の出ない女性がこのコブを煎じて服むと乳が出るようになる、といったことが書かれているという。固有名など詳細は記されていないのだが、「玖珠郡志」に掲載されたのはこのイチョウだと考えられているようだ。
ギンナンをつけることがない雄株である。 |
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