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名称 加和良神社のムクノキ
(かわらじんじゃのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 30mほか(注1)
目通り幹囲 5.5mほか(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 兵庫県丹波市氷上町香良(こうら)(注2)
〃 3次メッシュコード 5235−60−44
〃 緯度・経度 北緯35度12分32.0秒
東経135度02分51.4秒
丹波市指定天然記念物(1978年12月6日、「加和良神社社叢」として境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2010年10月17日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2004年11月1日、氷上郡内6町が合併して丹波市誕生。旧行政区は氷上郡氷上町
加古川左岸、県道7号(青垣柏原線)と別れ、鷹取山(566m)に向かって、県道283号を東に進む。この道は「独鈷の滝」に至る道でもあり、県道の分岐点には、滝への案内表示が出ている。
283号に入って間もなく、左手500mほどのところに、下図の森が見えてくる。これが市天然記念物「加和良神社社叢」だ。
加和良神社の森 |
旧環境庁が1991年に刊行した「日本の巨樹・巨木林」には、目通り5.5mのムクノキを筆頭に、全部で15本の巨樹が報告されている。ちょっとした巨木の森である。
境内をぐるっと一回りしてみて、鳥居の右手、低い石垣上に立つムクノキが最も太いようだ。これが多分5.5mとされた個体であろう。このムクノキには、立派な注連縄も巻いてある(左上図)。
No.2は、向かって右手奥、樹林内に立つ個体だろうか。板根の発達が著しい(左中図)。
本殿後方に立つ個体がNo.3だと思われる(左下図)。
3本の樹姿には、それぞれ個性があり、いずれも他に対して安易な迎合をせず、孤高を楽しむ風情が感じられた。 |
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