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名称 香春神社のイチョウ
(かわらじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県田川郡香春町香春(前村)
〃 3次メッシュコード 5030−36−97
〃 緯度・経度 北緯33度40分10.1秒
東経130度50分23.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年3月20日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
香春岳は、一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と名付けられた3つのピークを含む山塊の総称で、規模は南北およそ3.5km、東西およそ2km。
その一番南の一ノ岳の南麓に香春神社が鎮座している。祭神は辛国息長大姫大目命(からくにおきながおおひめおおめのみこと)、忍骨命(おしほねのみこと)、豊比売命(とよひめのみこと)の3柱。社蔵の縁起書によれば、もとは別々に3岳の頂上に祀られていたが、和銅2年(709)に一ノ岳南麓に合祀されたという。
延喜式神名帳には豊前国に6座の神社が載っているが、そのうちの3座が3岳の頂きにあったと伝わる3社で、残り3座はすべて宇佐神宮内にあるらしい。承和10年(843)には、辛国息長大姫大目神社と忍骨神社に正一位の神階が与えられている。その昔は、すばらしい繁栄を築いた神社だったようだ。
今もなかなかの神社なのだが、宇佐神宮とは比較にならない。私のほかに参詣者は誰もいなかった
静かな参道をまっすぐ進んで行くと、このイチョウが見えてくる。
単幹でほっそりした姿だ。小枝のつき具合を見ると、数年前に枝を整理したようだ。
再びこんもりと繁るのは、何年後のことだろう。 |
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