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アコウの実(花でもある) |
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名称 河内田のアコウ (かわちだのあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 大分県佐伯市蒲江蒲江浦(かまえかまえうら)河内田(注3)
〃 3次メッシュコード 4931−17−55
〃 緯度・経度 北緯32度48分03.3秒
東経131度56分25.5秒
佐伯市指定天然記念物(1977年6月1日指定)
撮影年月日 2017年4月5日
注1)1997年3月に旧蒲江町教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2005年3月3日、佐伯市に合併。旧行政区は南海部郡蒲江町
道の駅「かまえ」から国道388号を東に向かう。
まもなく国道は蒲江トンネルに入り、さらにもう一つ長津留トンネルを抜けると、ほぼ直線状の下りとなる。
この下り部分では、国道のすぐ北を、国道にくっつくように細い道が並んで延びる。国道を作り直す際、家との高低差ができすぎたため、旧道を残してあるのだろうか?(当否不明)
細いとはいえ、自動車も通行可能なのだが、あまりにも国道に近いせいか、殆どの地図にこの道は描かれていない。また、国道より低い位置にあって車窓からも見えないため、この道の存在を知らない人が多いのではないだろうか。
くどくどと書いたのは、実は、標記のアコウはこの道のすぐ近くに立っているからである。そして、この道以外の場所から見つけるのは困難と思う。
私もアコウを見つけることができず、佐伯市蒲江振興局で詳しく教えていただいて、やっと会うことが出来た。(振興局の皆さんの親切なご対応に最大限の感謝)
アコウは道路脇の窪地に立つ。自然児の姿。
左図に太い幹が見えるが、この部分はかなり腐朽が進んでいる。今まで見てきたアコウとは樹肌の様子が違うように思うのだが、老木になるとこのようになるのだろうか。それとも、この部分は宿主だった樹木の残骸なのだろうか。残念ながら、私の能力では判断できない。
若い幹(枝)には小さな実(花)がたくさんついていた。
生態や葉の形はずいぶん異なるが、この実を見ると、アコウがイチジクの仲間であることがよくわかる。 |
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