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名称 片上第一墓地のしだれ桜 (かたかみだいいちぼちのしだれざくら) 名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜」 樹種 エドヒガン 樹高 不明 (低い) 目通り幹囲 3.2m(注1) 推定樹齢 110年(注1) 所在地の地名 三重県北牟婁郡紀北町東長島(注2) 〃 3次メッシュコード 5136−22−68 〃 緯度・経度 北緯34度13分29.0秒 東経136度21分03.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年3月29日 注2)2005年10月11日、2つの町が合併して紀北町誕生。旧行政区は北牟婁郡紀伊長島町 「熊野古道」は、古くから用いられてきたいくつかの参詣道の総称で、その一つに伊勢路(いせじ)がある。 伊勢路は、伊勢国の伊勢神宮から紀伊国の熊野三山に至る参詣道で、両国の国境(くにざかい)が荷坂峠(にさかとうげ)である。(紀伊国には、現在の和歌山県のほか、三重県南部も含まれていた) 荷坂峠を越え、紀伊国側に下ったところが片上である。現在の国道42号は荷坂峠を迂回して通るが、片上からは再び古道に寄り添って走る。桜の背後に見える白い帯状のものが国道のガードレールだ。 墓地の前の道が伊勢路だと思われる。 墓地の中央にシダレザクラが立つ。 残念ながら大半は散ってしまった後だったが、まだ少しだけ花が残っていた。樹形が良いので、満開の時は美しかったことだろう。 推定樹齢は110年とのこと。鉄道が開通してからは、古道を歩く人もずっと減り、この桜を目にした旅人は少ないだろうと思われる。 |
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