ページタイトル:片羽八幡神社のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:片羽八幡神社のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:片羽御膳水
 片羽八幡水
名称 片羽八幡神社のケヤキ
    (かたははちまんじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 10m強(注1)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県東御市滋野乙(片羽)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5438−43−10
 〃 緯度・経度 北緯36度20分50.2秒
           東経138度22分30.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年6月24日

注1)全くの目分量
注2)高地側の地表から高さ1.3mの地点に於ける幹囲を実測(ちょうど、コブがなくなる高さ)
注3)平成16年(2004)4月1日に東部町と北御牧村が合併して東御市誕生。旧行政区は小県郡東部町





 滋野小学校の北東に、「片羽八幡水」と呼ばれる湧水がある。水量も豊富で、昔から、地元住民の飲料水や灌漑用水として大切に守られてきた水である。
 案内板によれば、明治11年(1878)、北陸巡幸で信濃入りした明治天皇一行に、この水で茶をたてて献上したことがあるという。水源脇に立つ標柱に記された「片羽御膳水」は、その事実を誇る気持ちから名付けられたものだろう。昭和59年(1984)には、旧東部町から天然記念物指定も受けた。
 案内板はまた、大正14年(1925)、滋野小学校の移転・新築に際し、この場所が選ばれるにあたって、八幡水の存在が大きく関与したとも伝えている。
 清らかな水と、良い教育環境。まったく無関係ではないような気もする。(残念ながら、湧出量はずいぶん減ってしまったようだが)
 八幡水のほとりに、この大ケヤキが立っている。
 根元を取り巻くような、いくつもの大きな瘤が特徴だ。どうすると、こんな風になるのだろうか。
 醜い姿と嘲るなかれ。コブは「喜ぶ(よろこぶ)」に通ずるとして、歓迎する人も多いのである。
 
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