ページタイトル:笠祇神社のスダジイ 当サイトのシンボルマーク

画像:笠祇神社のスダジイ(一番南のシイ巨木)(幹と並ぶ)


画像:笠祇神社参道
名称 笠祇神社のスダジイ
    (かさぎじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 12mほか(注1)
目通り幹囲 6.5mほか(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 鹿児島県曽於市大隅町中之内(注2)
 〃 3次メッシュコード 4730−37−83
 〃 緯度・経度 北緯31度39分15.8秒
           東経130度55分03.7秒(注3)
曽於市指定天然記念物(2012年3月23日、「折田のスダジイ群」の名称で笠祇神社およびその周辺に生育するスダジイ巨木を一括指定)
撮影年月日 2018年3月24日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年7月1日、曽於郡内3町が合併して曽於市誕生。旧行政区は曽於郡大隅町
注3)これは左図のシイが立つ位置





 大隅北小学校の北から東の折田(おりた)に向かう道を道なりに1.5kmほど進むと、笠祇神社の前に出る。
 と言うか、この道は、もと神社の表参道だった道を途中で横切ってしまったようだ。その参道に沿ってスダジイ巨木が何本もあって、それらが曽於市から天然記念物に指定されている。(全部で7本が指定されたようで、それらにはAからGまでの記号が割り当てられ、個々のデータと位置が案内板に示されている)
 左上図はそのなかの「A」。8本の株立ちで、幹回りは14.37mとされている。
 このデータは、環境省の巨樹測定要項通り、8本それぞれの幹囲を測ってそれらを合計したものだが、この測定方法は(株立ちの木の場合)実感する大きさよりも数値が勝ってしまう傾向があるようで、このシイも例に漏れない。
 それはそれとして、これだけ巨木が揃うと確かに壮観である。そのうち4本を選んで「少し大きめの画像」に載せたので、ご覧いただければ幸いである。
 境内の「笠祇神社(末吉牧の牧神)由来碑」と書いた標柱の側面に、「安永八(1779)年桜島噴火で被害の出た福山牧と合併したが、復旧したので十年後また分離して志布志笠祇野の分神を祭った」と記されていた。これらのスダジイたちも、その頃に植えられたのだろうか?(環境省資料では樹齢300年以上とされているが)
 なお、今は廃校になってしまったが、参道入口付近に折田小学校があった。参道は小学生の通学路でもあったことだろう。
 卒業生の方々は、これらのシイを覚えておられるだろうと思われる。
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