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姫路城心柱のヒノキはここにあった
(切株はレプリカ) |
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名称 笠形神社の大スギ
(かさがたじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 50m(注2)
目通り幹囲 9.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 兵庫県神崎郡市川町上牛尾
〃 3次メッシュコード 5234−46−67
〃 緯度・経度 北緯35度03分14秒
東経134度50分20秒
市川町指定天然記念物(1986年3月27日指定)
撮影年月日 2015年7月24日
注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
県道34号(西脇八千代市川線)船坂トンネル西口の手前で北に入る。岡部川最上流部に位置する寺家集落内の道を登って行くと、「笠形神社神宮」に出る。その駐車場に車を置いて、そこからは歩く。
実は、もっと先まで林道(?)が続いているのだが、生憎、工事中で関係車以外通行止め。それで、ここから歩くこととなったわけである。
途中、笠形寺のコウヤマキを見たりして道草も食ったが、笠形神社まで片道1時間ほどかかった。(コンクリート舗装の終点(工事中でなければ、ここまで車が入れそうだ)からは30分弱。参道は道幅も広く、歩きやすい。
大杉は、社殿が建つ場所より少し低い位置に立つ。
途中から2幹に分かれている。もしかしたら合体木かも知れない。仮にそうだとしても、幹囲が10mに迫ろうという体躯は、さすがに迫力がある。
笠形神社の参道は、笠形山(かさがたやま、939m)登山ルートの一部でもある。登山の際に大杉をご覧になった方も多いのではないかと思われる。
大杉のほかに、昭和34年(1959)、この境内から切り出されたヒノキについての案内板もあった。
昭和31年(1956)に始まった国宝姫路城の解体工事で、西の心柱を交換することになった。その柱の用材として笠形神社のヒノキに白羽の矢が立ったということらしい。柱は、木曽産のヒノキと継いで使われたようだ。
この柱は、大天守の3階部分で見ることが出来るそうである。 |
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