ページタイトル:苅田比売神社のムクの木 当サイトのシンボル

画像:苅田比売神社のムクの木(幹と並ぶ) 名称 苅田比売神社のムクの木
    (かりたひめじんじゃのむくのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ムクノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 7.6m(注1)
推定樹齢 800〜1000年(注2)
所在地の地名 福井県大飯郡おおい町名田庄下(注3)
 〃 3次メッシュコード 5335−05−82
 〃 緯度・経度 北緯35度24分29.9秒
           東経135度39分05.5秒
福井県指定天然記念物(1956年3月12日指定)
撮影年月日 2012年5月19日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)福井県の公式WEBサイト「福井の文化財」による
注3)2006年3月3日、郡をまたいで1町1村が合併して「おおい町」誕生。旧行政区は遠敷郡名田庄村





 小浜湾に注ぐ南川の左岸山裾、国道162号から北に100mほどのところに苅田比売神社がある。
 祭神は苅田比売命(かりたひめのみこと)。大同2年(807)の創建と伝えられる古社で、延喜式内社。
 社殿に向かって右手、境内社近くの低い石垣上にムクノキの老大木が立つ。
 根元には大きな空洞があり、開口部からはムクノキの後ろの風景が透けて見える。また、そこから縦方向に4mほどの長さで亀裂も入っている。7〜8mで主幹を失い、大枝と呼べそうな枝は、かろうじて1本だけ。満身創痍の姿である。
 でも、会えてよかった。むしろ、思っていたより元気そうだ。なぜなら、旧環境庁時代の1988年調査では「枯死寸前」と報告されていたからである。
 なにか保護措置が講じられたのだろうか。
 
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