ページタイトル:勘右エ門墓印の桂 当サイトのシンボルマーク

画像:勘右エ門墓印の桂 名称 勘右エ門墓印の桂
    (かんえもんはかじるしのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 不明
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県南会津郡檜枝岐村下ノ原
 〃 3次メッシュコード 5539−43−21
 〃 緯度・経度 北緯37度01分22.0秒
           東経139度23分13.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年6月21日

注1)まったくの目分量





 国道352号(同401号との重複区間)の路傍に立つカツラ。
 30mほど北に立つ黒檜(くろび=ネズコ)の近くに、カツラについての説明があった。
 それによると、『明治中頃まで、これより北に住家はなく、本村集落の北側道脇に、から松(枯死)、桂、黒檜の三本が等間隔にあり、古老の話によると村を開いた人で、南より治部右エ門、勘右エ門、勘佐エ門の墓印だと云う』。
 治部右エ門の墓印とされたカラマツは失われたが、カツラとクロベ(=ネズコ)は今も残っている。(標題はこの伝承による)
 ともに舗道道路のすぐ脇にあって、生育環境が良いとは言えそうにない。どうにか生命を繋いでいるといった状態だ。(特にクロベの方は、辛うじて生きている感じ)
 カツラは主幹を途中で失い、これに次ぐ支幹も根元で失っている。ただし若い幹や枝が頑張っていて、今のところは枯死の心配が無さそうだ。
 なお、開村の三人は承和(834〜848)の人だという説もあるようだが、樹齢を考慮すると、もしもそうであれば、墓印云々の話には無理があるように思われる。
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