ページタイトル:観照寺のカヤ 当サイトのシンボルマーク

画像:観照寺のカヤ 名称 観照寺のカヤ (かんしょうじのかや)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 カヤ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2) 根回り
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福島県田村市大越町上大越字蟹沢(注3)
 〃 3次メッシュコード 5640−05−50
 〃 緯度・経度 北緯37度22分56.7秒
           東経140度37分44.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月6日

注1)旧環境庁が1991年に刊行
注2)上記「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。なお、同書では幹囲を1180cm、最大幹の幹囲を510cmとしているが、前者は5支幹の幹囲をそれぞれ測定した値を合計したものであり(環境庁の巨樹測定要項では、そのように計算するよう指示されていた)、後者は根回りと混同したのではないかと思われる
注3)2005年3月1日、田村郡内5町村が合併して田村市誕生。旧行政区は田村郡大越町





 JR磐越東線大越(おおごえ)駅の南方約600m。大越小学校から西に200mほどの山裾に、曹洞宗円通山観照寺がある。
 余談になるが、円通は、仏語の周の略で、「智慧によって悟られた絶対の真理は、あまねくゆきわたり、その作用は自在であること。 また、真理を悟る智慧の実践」の意。観照は、「主観をまじえないで物事を冷静に観察して意味を明らかに知ること」を意味する(いずれも小学館「大辞泉」による)。山号・寺号ともに禅の精神に通ずるように思われる。(個人的な感想)
 左図のカヤは、観照寺の境内前面。鐘楼の近く。
 立ち上がってすぐに支幹に分かれ、上空に向かうにつれて支幹同士の間隔が広がっている。そのため巨木感は薄らいでしまう。
 一方で、この姿は、天から下りてくる何かをしっかり受け止めようとする形と思えなくもない。寺社にとって相応しい姿なのかも知れない。(これも個人的な感想)
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