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名称 観林寺のシダレヒガン (かんりんじのしだれひがん) 名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜」(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 9m(注2) 目通り幹囲 4.2m(注2) 推定樹齢 370年(注3) 所在地の地名 岩手県一関市東山町田河津(たこうづ)字野土(のづち)(注4) 〃 3次メッシュコード 5841−41−18 〃 緯度・経度 北緯39度00分57.9秒 東経141度13分42.6秒 一関市指定天然記念物(1980年4月24日指定) 撮影年月日 2024年4月19日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)PDF版「一関の文化財」による 注4)2005年9月20日、一関市に合併。旧行政区は東磐井郡東山町(ひがしやまちょう) JR大船渡線猊鼻渓(げいびけい)駅から直線距離で北西に約3.8km、県道106号(前沢東山線)から南に100mほど入った所に曹洞宗観林寺がある。(県道と別れる三叉路の角に案内表示あり) 山門を潜ると、右手に天然記念物のシダレザクラが立つ。 主幹を途中で失っているため背丈が低く、枝数も多くないが、巨木ファンとしては、いかにも古木然としたその姿が魅力的だ。 美しい花と厳つい姿の対比が見たかったのだが、残念ながら訪ねるのが遅すぎた。満開を過ぎて、散り果て〜葉桜の段階。春先の異常高温で早く咲きすぎてしまったのである。 でも、よく見ると、桜の花ではないが、境内のあちこちに花が散見される。どんより曇る空の下、そこだけ光を灯したようだ。 きっとご住職か坊守さんが、花を途切れさせないようにしておられるのだろう。 花で迎えていただけるのは、「よく来たね」と言っていただいているようで気持ちが良い。 感謝の気持ちで掌(て)を合わせ、寺を後にした。 |
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