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名称 冠岳小学校の蘇鉄
(かんむりだけしょうがっこうのそてつ)
名称の典拠 「いちき串木野市文化財マップ」による
樹種 ソテツ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 3.5m(注1)
推定樹齢 282年(注2)
所在地の地名 鹿児島県いちき串木野市冠嶽(注3)
〃 3次メッシュコード 4730−42−87
〃 緯度・経度 北緯31度44分17.9秒
東経130度20分41.9秒
いちき串木野市指定天然記念物
撮影年月日 2018年3月27日
注1)環境省巨樹データベース(2002年調査)による
注2)上記「「いちき串木野市文化財マップ」に、「平成21年の段階で樹齢およそ273年」とされているので、私が訪ねた平成30年ではこうなる
注3)2005年10月11日、串木野市と日置郡市来町が合併して、いちき串木野市誕生。旧行政区は串木野市
南九州西回り自動車道(訪問時現在では国道3号)串木野インターチェンジから、県道39号(串木野樋脇線)を東に向かう。
6.5kmほど走ると九州新幹線のガードを潜るが、その少し手前で、五反田側の対岸に冠岳小学校の校舎とこのソテツが見える。(脇見運転注意)
ここは、いちき串木野市と薩摩川内市との市境をなす冠岳(かんむりだけ。東岳・中岳・西岳の3ピークをもつ連山の総称で、最高峰は西岳516m)の南麓にあたる。それで地名も冠嶽。
小学校は傾斜地に建つため、石垣を築いて水平面を確保したと思われ、その石垣がなかなか立派である。
石垣の一部を切って階段を作り、正門としている。
階段の両側、左右の石垣上に大株のソテツが植えられている。
手書きの案内板によると、今から約7百年前、冠岳山頂峯院の僧成賀上人が西岳南腹に霊山寺を建て、人々に仏の教えを説いた。このソテツはその霊山寺跡から移植したものだそうである。
かつては向かって右の方が大きかったようだが、その後衰え、今は左株の方が大きい。
たくさんの葉を繁らせ、根元付近がよく見えない。従って確信は持てないのだが、環境省データよりもかなり大きいのではないだろうか。
枯れた葉が目立つように思われたが、古い葉だから心配ないのだろうか。
右株の分も元気で頑張ってほしいものである。 |
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