ページタイトル:鴨鳥五所神社のスギ サイトのシンボル

画像:鴨鳥五所神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 鴨鳥五所神社のスギ
    (かもとりごしょじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県桜川市大泉字鴨鳥(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5440−40−56
 
〃 緯度・経度 北緯36度23分06秒
           東経140度04分34秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年5月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注2)2005年10月1日、2町1村が合併して桜川市誕生。旧行政区は西茨城郡岩瀬町





 平凡社「茨城県の地名」によると、社伝では、当社は大同4年(809)大泉里飯森峰に勧請されたことに始まり、建仁2年(1202)結城朝光が鴨鳥に遷宮、応永29年(1422)結城基光が社殿を造営したと伝えているという。
 鴨鳥五所神社の、長く真っ直ぐ伸びる参道は、今は車で進むことが出来る。1989年2月3日、社叢全体が茨城県自然の森百選に選ばれた。
 写真の大杉は拝殿(市文化財)の手前に立っている。
 地上6mほどで2幹に分かれている。樹勢も良さそうだ。
 実は、かつて、「神杉」と称し、胸高周囲約14mの大杉があった。明治27年(1894)に日清戦争が勃発、海軍省から艦船造営の資材として提供を要請され、お国のために伐採された。今は切株が覆屋の下に大切に保存されている。
 戦争とは、人のみならず、多くの生命の犠牲を強いずにいられないものなのだ。
 平和な世に生きるこのスギには、寿命がくるまで存分に生きてほしいと思う。
 
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