名称　貴船神社のシイ　（きふねじんじゃのしい） 名称の典拠　現地の標柱（注1） 樹種　スダジイ 樹高　１６ｍ（注2） 目通り幹囲　８．４ｍ（注2） 推定樹齢　８００年以上（注3） 所在地の地名　島根県雲南市加茂町南加茂（注4） 　〃　３次メッシュコード　５２３２−７７−９２ 　〃　緯度・経度　北緯３５度２０分０８．１秒 　　　　　　　　　　　東経１３２度５４分２６．５秒 島根県指定天然記念物（１９８３年６月７日指定） 撮影年月日　２０１１年８月２３日 注1）旧加茂町教育委員会が設置（設置年月不詳）。天然記念物指定名称もこれに同じ。ただし、貴船神社の読み方については、「きふね」と読むのか「きぶね」と読むのか未確認 注2）注1）環境庁「日本の巨樹･巨木林 中国･四国版」による 注3）２００１年５月に加茂町教育委員会が設置した「椎の大木」と題する案内板による 注4）２００４年１１月１日、２つの郡にまたがる５町１村が合併して雲南市誕生。旧行政区は大原郡加茂町 　ＪＲ木次線加茂中駅から、直線距離で南南西に約１ｋｍ。国道５４号の東に貴船神社がある。（国道からは１００ｍほどしか離れていないが、国道から直接神社に至る道はない） 　境内はきれいに整えられ、参詣者用の駐車場まであるのが嬉しい。 　県天然記念物のスダジイは、向かって左手、愛宕神社参道坂道の上。「木山さん」（木山神社）の案内板にそのことが書いてあるのだが、社殿近くにスダジイの姿が見えないため、「あれっ？」と思うところだ。（「木山さん」の神木は、幹囲４ｍのシラカシ） 　案内板によれば、この一帯はシイの群落だったが、昭和８年（1933）に公園として整備する際、この１本を残して、すべて伐ってしまったという。この木が残されたのは、既に十分な大きさを持っていたためと思われる。 　なんといっても、くねくねと伸びる支幹・大枝が印象的だ。まるでギリシャ神話に登場するメデューサの頭髪。 　このような樹形はスダジイの特徴とも言えようが、これだけインパクトのある姿には、滅多に出会えないのではなかろうか。