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画像:上谷の大クス

画像:上谷の大クス(遠景)

画像:上谷の大クス(幹と並ぶ)
名称 上谷の大クス (かみやつのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 15.0m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 埼玉県入間郡越生町上谷(かみやつ)山入
 
〃 3次メッシュコード 5339−72−70
 
〃 緯度・経度 北緯35度58分49.1秒
           東経139度15分13.4秒
埼玉県指定天然記念物(1922年3月29日指定)
撮影年月日 2004年11月23日

注1)2001年3月15日に埼玉県教育委員会と越生町教育委員会が連名で設置した、木製の立派なもの
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 有名な越生梅林を通り過ぎて、越辺川支流の狭い谷を西に向かう。この先に埼玉県最大(注3)の巨樹が待っている。
 梅林から2.5km、「林道楠線起点」の標識で右折して、狭い急坂を上ると、まもなく下写真のように大クスノキが見えてくる。(林道の名もこの大クスノキに因むと思われる)
 大クスは個人の所有物ということだが、しっかりした道が切り開かれていて(もちろん車は通れないが)、突然の訪問者でも、気軽にクスノキに会えるようになっている。
 最近は、他人の善意をいいことに、やりたい放題の不心得者が増えてきて残念に思うが、幸い、クスノキに会いに来る人たちの中に、そんな人はいないようだ。気持ちの良い環境で、思う存分クスノキと交感(?)できた。
 根元には小さな社があった。所有者の家の守り神として崇められてきたのだと思われる。
 案内板に「大きな体をしていますが繊細な植物です。末永く生きながらえるように大切に守ってあげましょう」と記されていた。訪問者の便宜を図ってやったら、急に樹勢が衰えてきた、などといわれないようにしたいものである。

注3)旧環境庁の調査による
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