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名称 上高野山の乳下りイチョウ
(かみたかのやまのちちさがりいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 9.8m(注1)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 広島県庄原市高野町新市字上市(注3)
〃 3次メッシュコード 5232−47−34
〃 緯度・経度 北緯35度02分07.1秒
東経132度55分28.9秒
広島県指定天然記念物(1937年5月28日指定)
撮影年月日 2015年3月14日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)広島県教育委員会と庄原市教育委員会が連名で設置した案内板による(設置年月不詳)。なお、案内板では「上高野山の乳下がりイチョウ」とあるが、標記したように「が」が無い方が天然記念物としての正式名である
注3)2005年3月31日、庄原市に合併。旧行政区は比婆郡高野町
神野瀬川(かんのせがわ)右岸、蔀山(しとみやま、標高775m)の西方に天満神社があり、境内に大イチョウが立っている。
雌株にしては珍しく、気根(乳)をたくさん垂れている。乳下りイチョウと呼ばれる所以である。
気根の一部は地に突き刺さり、また、もとは気根だったのでないかと思われるような幹の一部もある。気根の発達はかなり昔に始まったことのようだ。
広島県教育委員会の公式ウェブサイトのひとつ「広島県の文化財」による説明では、天平元年(729)、建御雷神(たけみかづちのかみ)をこの地に勧請したとき、神木として植えられたと伝えられているらしい。これだけインパクトのある姿を見せつけられては、奈良時代の昔からここに生き続けていると錯覚したとしても不思議ではない。
広島県第一のイチョウであることは自他共に認めることのようで、それが早い時期の天然記念物指定となって表れているように思われる。 |
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